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ITエンジニアで月収10万円ほどの仕事内容

最終更新日 2021年3月11日

監修・著者 エンジニア業界で働く人 山下 将也

ITエンジニアとしてフリーランスに完全に移行する前に多くの方が経験するのが月収10万円ほどの壁でしょう。自分自身で仕事を取ってくるクラウドソーシングなどで作業していれば最初はスキルやネット上での実務経験が足りず、ポートフォリオなどを提案できないままで、高単価の仕事をもらえないことが多いですが、その分、単発の仕事は1件5000円から1万円ほどで簡単なレベルの仕事ばかりなので、実績を重ねるにはちょうどよいです。

 

このレベルの場合は依頼してくる人はそこまでパソコンに詳しくない人ばかりで、納期にかなり余裕が持てることも多いですが、無理難題を押し付けてきたり、安い金額でいろいろ注文をつけてきたりする不届き者もいますので一番苦労する段階ですが、確実にフリーランスとして成功するための参考になるでしょう。

 

HTMLやCSSだけでも10万円は稼げる

HTMLやCSSを活用する仕事は主にホームページ制作やネットショップのデザイン部分の編集などで、ウェブサイトのコーディング、デザイン変更等を手がけたり、テンプレートデザインの制作を任されることもあります。HTMLやCSSはもはや誰でも知っているレベルのプログラムではありますが、プログラマーの間では基礎のものでも、一般人や他の業種の人からすると未知の分野ですので、基本でもしっかり稼げます。

 

しかし、報酬を少し休めに設定しないと他の大勢いるHTML・CSSのみを扱うフリーランスと競合して仕事をもらえない可能性があるため、どうしても価格競争が生まれてしまいます。ときには安い金額で依頼してきてJavascriptのコードが必要になるような内容を後から指図する例もありますので、仕事内容ははっきりさせて、それ以外は有料というように手続きしないと時間的な損失が大きくなります。

 

ボランティア労働は絶対に駄目

フリーランスとして仕事を引き受ける時に支払う金額が少ないクライアントほど、モラルが低いです。最初の話し合いや打ち合わせ段階に入っていない内容を後から追加費用も支払わずに要望してくるような人もいれば、少しでも安く、少しでも多くの仕事をさせて自分だけ得しようと考えている人もいますので、まだ5000円や1万円の仕事は最も闇が深く、リスキーな部分です。

 

無能なITエンジニアが、他で引き受けた仕事を仲介しているだけで、安く仕事をさせられて、技術まで奪われることもありますので、安い仕事はあまり引き受けすぎないようにしましょう。

 

監修・著者 山下 将也
エンジニア専門の人材紹介会社に従事しています。業界のことアドわかりやすく発信していきます。

 


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