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SOHOのフリーランスでできる作業内容・レベル

最終更新日 2021年3月11日

監修・著者 エンジニア業界で働く人 山下 将也

フリーランスがSOHOで活躍する際にできる作業内容は、そこに用意できる端末、機材によって変わります。電力消費があまりないコンピュータ関係のSOHOが最も多く、デザイナー、イラストレーターといったIT関連、デザイン関連の業務も作業環境、端末さえあれば可能です。プログラムもイラストもその人独自のセンスやスキルに左右されるため、働く場所は会社でなくても問題なく、むしろ余計な気を遣わずに、交通費や会社への出勤、退勤などの手続きを踏まずに時間的に効率も良い自宅で働いていくほうが成果はしっかり出せます。

 

プログラマーならば仮想環境や実機テスト用の端末、HDDなどの保存用端末、パソコン本体や作業しやすいキーボード、マウスなどがあれば十分仕事はできます。これらの機材があればSOHOでも十分な成果が出せますが、会社が機材を用意してくれることは無いので、どうしても初期投資として自腹でかかるものが多いです。

 

機材は自腹で買い替えも自腹

コンピュータやそれに関連するマウス、ペンタブは長く酷使していると当然壊れますのでいつかは買い替えが必要で、定期的にメンテナンスをする必要もあります。毎月一回はパソコンのホコリを除去し、作業環境もほこりが残らないように掃除をして、壊れたパソコンは内部データを失わないようにデータの移行もしなければいけません。

 

イラストのソフトやCADはライセンスの関係でパソコンを移行する時に手続きが手間になりますが、これも自身でやらなければいけません。また、パソコンの買い換え費用も自己負担ですので、3年や4年使って壊れたパソコンは20万円から30万円ほどかけて再び買い替えてより性能の良いものや過去の作業環境を同じ、または、互換性のあるものを自分で選ぶ必要があります。

 

SOHOでできるのは主にシステムエンジニアレベル

SOHOというスタイルで仕事ができるのはシステムエンジニアのようにパソコンの中のプログラムをいじるだけの場合です。プログラムだけならば、場所を問わず、作業するパソコンがあればできます。ネットワークエンジニアのように、それぞれのサーバー、ポイントごとのルーターや接続機器、回線機器をチェックする必要がある場合は、SOHOという働き方だけではうまくいかないこともあります。

 

フリーランスでも会社にあるサーバーや専用端末をいじらないといけないことはありますが、SOHOという自宅で働くスタイルを選びたい場合にはアプリ開発やイラスト制作などをすることがほとんどになります。

 

監修・著者 山下 将也
エンジニア専門の人材紹介会社に従事しています。業界のことアドわかりやすく発信していきます。

 


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