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システムエンジニアとネットワークエンジニアの違い

最終更新日 2021年3月11日

監修・著者 エンジニア業界で働く人 山下 将也

コンピュータの中のプログラムやソフトウェアをいじるのがシステムエンジニアの仕事です。iPhoneやAndroidのアプリを作る場合もあれば、デスクトップパソコンで使用するアプリを制作するようなこともあります。

 

一つのアプリケーションでも有料で販売してたくさんの人に利用してもらえればそれが印税のような感覚で収入に繋がりますが、ソフトウェアやアプリケーションを作り出し続けないといけないというデメリットや、更新、アップデート、バグ修正なども仕事になるため、一つのアプリを完璧に仕上げていくような地道な仕事をする人に向いています。世の中に必要とされている便利なソフトを生み出せればそれだけでもやっていけますが、そのシステム、アプリに似たものが無料で出されてしまうと売上が落ちたり、ユーザーが減ったりして収益にならなくなることもあります。

 

ネットワークエンジニアの仕事

ネットワークエンジニアは主にインターネット回線、通信回線、パソコンとパソコンを繋ぐ部分などネットワークに関する仕事を行います。パソコンのアプリは真似されることがありますが、独自のネットワーク構築、仕組みは真似されることはほとんどなく、保守、運営に当たる仕事になるため、常に仕事があります。

 

そのかわり仕事の量は多く、インフラの一つとしてサービスを提供していくために夜間の勤務や時間外の勤務が生まれることもよくあります。報酬は、月収固定の場合でも、出来高制の場合でもかなり高く、扱う回線、ネットワーク、業務内容によっては月収100万円を超えるような場合もあります。

 

違いはパソコンの中と外

大きく、大雑把に分類すればシステムエンジニアはパソコンやコンピュータの中をいじりますが、ネットワークエンジニアはパソコンとサーバーの中継、回線や接続環境などパソコンから外に繋がる部分をいじります。システムエンジニアはソフトウェア構築環境、エディタがあればだいたいなんとかなりますが、ネットワークエンジニアの仕事は、時に中継基地やそれぞれのパソコン、ルーターの設定などもいじることになるため、移動して各ポイントごとにチェックが必要になることもあります。

 

問題が起きた時に、その原因を探るのが大変なのはネットワークエンジニアで、システムエンジニアはパソコンの制作環境内だけで問題点を見つけられるなど、対応する難易度にも差があります。

 

監修・著者 山下 将也
エンジニア専門の人材紹介会社に従事しています。業界のことアドわかりやすく発信していきます。

 


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